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「ZEH住宅が気になっているけど、どうやってハウスメーカーを選べばいいの?」
「ZEH住宅って何?」
「光熱費を節約したい」
こんな悩みをお持ちではありませんか?
ZEH住宅なら、太陽光などの再生可能エネルギーを利用できるので光熱費を削減できます。
ZEH住宅ならではの断熱性の高い素材を使用するので、年中快適に過ごせる点も大きなメリットです。
本記事では、ZEH住宅のメリットやデメリット、ハウスメーカーを比較する際のポイントを解説します。
ZEH住宅に興味があるけどよくわからないという方や、お得に家を建てる方法を知りたいという方は最後までお読みください。
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間取り・資金計画・土地探しなど、あなたのお悩みを整理できるので、理想の注文住宅のプランが見つかる!
もくじ
- 1 ZEHハウスメーカーを比較するポイント
- 2 ZEHハウスメーカーのおすすめ11社を比較!
- 2.1 一条工務店|ZEH基準をはるかに上回る超省エネ仕様
- 2.2 セキスイハイム|断熱・省エネ・創エネを高い基準で実現
- 2.3 積水ハウス|先進の創エネ設備でエネルギー収支0へ
- 2.4 ダイワハウス|省エネ基準を上回る高断熱仕様を採用
- 2.5 レオハウス|ハウス・オブ・ザ・イヤー7年連続受賞中
- 2.6 ミサワホーム|高度工業化技術で高品質のZEHを実現
- 2.7 パナソニックホームズ|HOME IoTを標準搭載
- 2.8 ヘーベルハウス|快適な暮らしがずっと続く「ロングライフZEH」
- 2.9 三井ホーム|全館空調ですみずみまで快適に
- 2.10 アキュラホーム|業界最高クラスの高気密・高断熱性能
- 2.11 住友不動産|ZEH基準を上回る性能
- 3 ZEH住宅とは?エネルギー収支を0にする家!
- 4 ZEH住宅のメリット5つは?省エネと快適さが特徴!
- 5 ZEH住宅のデメリット3つは?初期コストが高い?
- 6 ZEHハウスメーカー選びを成功させるコツ!比較検討が重要!
- 7 まとめ
ZEHハウスメーカーを比較するポイント
ZEH住宅を建てる際にハウスメーカーを比較するポイントは以下の3つです。
- 実績
- 特徴
- 費用
実際にZEH住宅の実績があるハウスメーカーは少ないので、普及率が高く実績豊富なハウスメーカーを選びましょう。
どのような特徴がある商品を取り扱っているのかを比較すると、後悔のないハウスメーカーを選べます。
しかし、一般住宅よりも費用が高くなりがちなので、いくつかのハウスメーカーをピックアップして比較するのがおすすめです。
ZEH住宅を建てたいけど、ハウスメーカーが多すぎてどう選べばいいのか分からないという方は参考にしてみてください。
ZEH住宅対応の実績|ZEH率に注目
ZEH住宅を扱うハウスメーカーを選ぶ際は、ZEH率に注目して比較しましょう。
ZEH率とは、ハウスメーカーが示す新築戸建住宅実績に占めるZEHの割合を指します。
ZEH率が高いほどZEH住宅を取り扱った実績があるので、ハウスメーカーを選ぶ際は一つの指標にするのがおすすめです。
ZEH住宅は専用の機器や太陽光パネル、断熱性の高い素材などを使用しているため、一般住宅とは異なる点が多いです。
満足のいく住宅を建ててもらうためにも、ZEH率を確認して実績豊富なハウスメーカーを選びましょう。
各メーカーの特徴|強みや得られる効果
ハウスメーカーの特徴を知るために以下の3つに注目してみましょう。
- 断熱性能
- 省エネ性能
- 創エネ性能
断熱性能とは、外気を遮断して快適な室内を実現するためのものです。
夏は外の気温をブロックするので比較的涼しく、エアコンの使用量が減るため光熱費を削減できます。
また、冬は冷気をシャットアウトして暖かい空間を作ります。
省エネ性能とは、高性能の設備を利用して蓄えたエネルギーを効率よく使えるようにするためのものです。
効率を重視した間取りや屋根の形状を指します。
創エネ性能とは、太陽光などの再生可能エネルギーを導入して活用するためのものです。
費用|アフターサポートやメンテナンスコスト
ハウスメーカーを選ぶ際には、費用にも注目しましょう。
ZEH住宅は専用の機器や断熱素材を利用するため、一般住宅よりコストがかかる傾向にあります。
初期コストだけでなく、定期点検やメンテナンスも必要なため、どのようなアフターサポートがあるのかを確認することが必要です。
性能を維持するために点検はかかせないため、できるだけ安いハウスメーカーを選びたいと思う方が少なくありません。
長期保証や無料点検サービスがあるハウスメーカーを選ぶのがおすすめです。
ZEHハウスメーカーのおすすめ11社を比較!
ZEH住宅を建てる際、どこのハウスメーカーを選べばいいのか分からないという方が少なくありません。
ハウスメーカーを選ぶ際に注目する3つのポイントをふまえて、おすすめの以下の11社を比較しました。
- 一条工務店
- セキスイハイム
- 積水ハウス
- ダイワハウス
- レオハウス
- ミサワホーム
- パナソニックホーム
- ヘーベルハウス
- 三井ホーム
- アキュラホーム
- 住友不動産
それぞれ強みやアフターサポートの内容は異なります。どのハウスメーカーも実績が豊富でZEH住宅を建てるには最適です。
この中からあなたにぴったりのハウスメーカーを選びましょう。
一条工務店|ZEH基準をはるかに上回る超省エネ仕様
実績 | ZEH率 北海道では100% 北海道以外では98%(2021年度) |
強み・特徴 | 屋根一体型の太陽光パネル ZEH基準を凌駕する断熱性 |
費用・アフターサポート | i-サポでつながる 住まいのメンテナンスマニュアル |
一条工務店では、使う電力より作る電力を増やす「超ZEH性能」を実現しています。
外壁・天井・床、全ての構造パネルに「高性能ウレタンフォーム」の断熱材を使用しているので、断熱性が高いです。
一条工務店オリジナルの「屋根一体型太陽光パネル」なら、太陽の光を受けるスペースを無駄なく発電に利用できます。
定期的に塗り直す必要がないので、コストも削減可能です。
「i-サポ」は、消耗品の購入やメンテナンスの依頼、日常のお手入れなど一条工務店とオーナーさんを繋ぐスマホアプリのサービスです。
住宅に関する悩みごとや困ったことをすぐに解決できます。
「i-サポ」ではメンテナンスマニュアルでキーワード検索すると、セルフメンテナンスに関する情報を得られます。
動画やイラストで分かりやすく解説しているので、専門知識がなくてもメンテナンスが可能です。
セキスイハイム|断熱・省エネ・創エネを高い基準で実現
実績 | ZEH率 北海道では67% 北海道以外では89%(2021年度) |
強み・特徴 | 天井・サッシにも断熱材を使用 HEMSで効率的に電力をコントロール |
費用・アフターサポート | 長期サポートシステム メンテナンス計画に基づいた定期点検 |
セキスイハイムは、標準で高断熱仕様なので快適な室内空間を実現できます。
天井やサッシにも断熱材を採用しているため、気密性が高く外気をシャットダウンします。
スマートハイムナビ(HEMS)では、省エネのアドバイスや気象情報に応じて蓄電池をコントロールできるので効率的です。
エネルギーを自給自足して、光熱費を削減し環境に優しい暮らしを目指します。
長期サポートシステムは、2年目までに計3回の定期点検を実施し、5年目以降は5年ごとの定期診断を無償で60年目まで行います。
セキスイハイムを熟知したプロがメンテナンス計画に基づいて、適切なメンテナンスが可能です。
積水ハウス|先進の創エネ設備でエネルギー収支0へ
実績 | ZEH率 北海道65% 北海道以外92%(2021年度) |
強み・特徴 | 間取りに合わせた最新技術 外光を取り入れたデザインで省エネ |
費用・アフターサポート | Net オーナーズクラブ カスタマーズセンター |
積水ハウスでは、先進の創エネ設備を取り入れることで、必要な消費エネルギーを生み出し収支0を目指します。
大きな窓があるにもかかわらず、高い断熱性が実現可能です。
品確法性能表示制度の最高等級に標準対応しており、快適な室内空間を作り出します。
一般のアルミサッシの1.4倍の断熱性を誇る素材を採用しているので、暑さや寒さ、結露などを最小限に抑えられます。
また、外光を取り入れる間取りなので、光熱費を節約でき効率的な省エネが可能です。
オーナーさん限定の会員制サイトからは、住まいのお手入れについての情報やサポート情報を確認できます。
専任スタッフが地域に密着したアフターサポートを提供するので安心です。
ダイワハウス|省エネ基準を上回る高断熱仕様を採用
実績 | ZEH率 北海道16% 北海道以外53%(2021年度) |
強み・特徴 | 光熱費を節約する最新の省エネ機器 独自の断熱材を採用 |
費用・アフターサポート | 15年目までの無料点検 ダイワファミリークラブ |
ダイワハウスでは、省エネ基準を上回る高断熱仕様を採用しているため、冷暖房費を大幅に削減できます。
使うエネルギーを減らして収支0を目指しているので、効率的に光熱費を削減できます。
読字の外張り断熱材を採用しており、外気をシャットアウトするため季節問わず快適な室内の実現が大きな強みです。
先進の省エネ機器を取り入れて光熱費を最小限に抑えます。
建物購入後、1か月から15年目まで無料点検を行います。2年目までは構造部分や外壁の点検を行い、5年目以降は防水部分がメインです。
また、ダイワファミリークラブは、入居までの準備や手続き、サポート情報を確認するためのサイトです。
担当者にメッセージを送れるので、困ったときはすぐに対応できます。
レオハウス|ハウス・オブ・ザ・イヤー7年連続受賞中
実績 | ZEH率 7%(2020年度) |
強み・特徴 | 断熱性に優れたサッシを採用 ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー7年連続受賞 |
費用・アフターサポート | 最長60年の長期アフターサポート 最大5,000万円の地盤保証付き |
レオハウスは他のハウスメーカーに比べて実績は多くありませんが、リーズナブルな価格で家を建てられることが大きな強みです。
また、希望に合わせて設計できる完全自由設計なのでZEH住宅でも、こだわりに妥協する必要はありません。
断熱性に優れたサッシを採用しているので、夏も冬も外気をシャットアウトして快適に過ごせます。
省エネルギー住宅を選定する表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー」において「特別優秀企業賞」を受賞しており、実績も豊富なので安心です。
定期的に点検を行うことで、最長60年間の保証が続きます。
省エネ機器の保証終了したあとも10年間はレオハウスが延長保証してくれるので、機器の買い替え代金を節約できます。
ミサワホーム|高度工業化技術で高品質のZEHを実現
実績 | ZEH率 北海道46% 北海道以外61%(2021年度) |
強み・特徴 | 3タイプの高断熱仕様のサッシを採用 省エネ効果の高い機器を導入 |
費用・アフターサポート | 構造体35年の初期保証 30年間の無料定期点検 |
ミサワホーム独自の木質パネルは、断熱性の低下が少ない素材なので長期間の断熱が可能です。
壁や床、天井まで高断熱の素材を採用しているため、家全体が外気からシャットアウトされています。
ZEH住宅の基準を満たしながら、上質でオリジナリティの高いデザインが人気です。
長期初期保証・保証延長・再保証の3つの制度を設けており、白アリや防水、耐震などの保証を35年行います。
30年目までは5年ごとに無料点検を実施しているので、メンテナンスを受けながら省エネができます。
ミサワホームでは、24時間365日問い合わせ可能なお客様相談センターを開設しています。
緊急の用件でもすぐに対応が可能なので、安心して生活することが可能です。
パナソニックホームズ|HOME IoTを標準搭載
実績 | ZEH率 59%(2020年度) |
強み・特徴 | 地熱を活用してエネルギー量を削減 業界トップクラスの太陽光発電 |
費用・アフターサポート | 60年長期メンテナンスサポート IoTが住まいのエネルギーを見える化 |
パナソニックホームズでは、地熱を再生可能エネルギーとして利用し外気からの影響を最小限にしています。
太陽光パネルは、業界トップクラスの発電量を誇るので、暑い日や雨の日でも日射量に応じて効率よく発電が可能です。
お引渡し後2年間は、定期的に住宅に関するアドバイスや時期に応じた点検を行います。
その後60年間はフレッシュアップ点検とし、メンテナンスの提案や部品交換を実施するので、安心して生活できます。
365日相談を受け付けており、トイレのつまりや水漏れなどが起こってもすぐに解決してもらえるので安心です。
IoTが自動でエアコンを節電したり、天気を予測して効率的に機器を使用したりします。
ヘーベルハウス|快適な暮らしがずっと続く「ロングライフZEH」
実績 | ZEH率 12%(2016年) |
強み・特徴 | 半世紀後も続く耐久型断熱 最新の省エネ機器を導入 |
費用・アフターサポート | 30年間の初期保証 ロングライフ視点の高い断熱性 |
ヘーベルハウスは、国が定めるZEH基準に加え、ロングライフという視点で耐久性の高い断熱材と自然の恵みを活かしています。
ネオマフォームという半世紀後も続く高い効能の断熱材を使用しているため、光熱費を大幅にカットできます。
ZEH住宅に必要な最新の機器を導入しているので、消費エネルギーを効率的に抑えられます。
省エネ機器と断熱性を使用して効率的に節約したいなら、ヘーベルハウスがおすすめです。
太陽光発電による再生可能エネルギーで収支を0以下にし、環境や家計にもやさしい快適な暮らしの実現が可能です。
ヘーベルハウスの太陽光パネルは30年間使用できるように設計されているため、メンテナンスにかかる費用や手間を削減できます。
三井ホーム|全館空調ですみずみまで快適に
実績 | ZEH率 北海道50% 北海道以外61%(2021年度) |
強み・特徴 | 省エネ性能をささえるオリジナル工法を導入 木で作る高断熱な住宅 |
費用・アフターサポート | 30年目までの無償点検 |
三井ホームは、デザイン性の高い木造の住宅を得意とするハウスメーカーです。
鉄は木の350倍の熱を通すため、木造のほうが断熱性が高く、効率的な省エネが可能です。
断熱性が高いので部屋同士の温度差が少なく、ヒートショックの危険性を減らせます。
熱を跳ね返す屋根をダブルシールドパネルを採用しており、壁だけではなく屋根からも断熱を行うので部屋全体を外気から遮断できます。
省エネ性能をささえるオリジナル工法である「PREMIUM MONOCOQUE」を導入しており、全館空調システムやロックウールを採用して消費エネルギーを削減します。
木造住宅で、外観にもこだわりたい方は三井ホームがおすすめです。
アキュラホーム|業界最高クラスの高気密・高断熱性能
実績 | ZEH率 75%(2016年度) |
強み・特徴 | 業界最高クラスの気密性・断熱性 高性能を継続させるための施工 |
費用・アフターサポート | 35年長期保証プログラム 比較的低コスト |
アキュラホームはZEHを超える「高断熱・エコな家」をモットーにしており、普及率は75%と高いです。
長期的に消費エネルギーを節約できるように、弱らない断熱材を採用しています。
また、業界最高クラスの気密性と断熱性を活かして断熱の死角をなくすことに取り組んでいます。
完全自由設計なので、自分のこだわりがある方にはおすすめです。
アキュラホームは、長期優良住宅基準を上回る性能を標準としており、長期間住み続けられる住宅を提供しています。
35年長期保証プログラムでは、5年ごとに点検を行い非常の場合にも早期の対応が可能です。
「完全⾃由設計・⾼性能なのに、適正価格」を目標にしているので、他のハウスメーカーよりお手頃です。
住友不動産|ZEH基準を上回る性能
実績 | ZEH率 北海道36% 北海道以外28%(2021年度) |
強み・特徴 | 最新設備で大幅に省エネ 高性能な断熱材を使用 |
費用・アフターサポート | 60年保証システム 24時間365日受付の相談センター |
住友不動産は、ZEH基準を上回る性能を標準装備しており、エネルギー収支を0にすることも可能です。
太陽光発電と蓄電池で創エネを増やして、最新機能を備えた設備で省エネに取り組みます。
断熱材には、高性能グラスウール24Kを使用しており、一般的なものに比べて8%断熱性が高い素材を採用しています。
熱が逃げやすく、冷気が入りやすいサッシや玄関には、一般的なものの2.5倍断熱性能が高いものを使用しているので、家全体が外気と遮断され快適に過ごせます。
住宅の引き渡しから10年ごとに点検を行っており、保証延長により最大60年のメンテナンスが可能です。
緊急の事態にいち早く対応できるように専用の相談センターも用意されています。
ZEH住宅とは?エネルギー収支を0にする家!
ZEH住宅とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の頭文字を取った言葉のことです。
太陽光発電や高断熱を利用して、消費するエネルギーより多いエネルギーを生み出す住宅を指します。
ZEH住宅には以下の3つの特徴があります。
- 断熱
- 省エネ
- 創エネ
ZEH住宅は高断熱の壁や床を採用しているので、断熱性に優れています。
夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を保てるのがZEH住宅の大きな特徴です。
家庭内の消費電力量や、自家発電の稼働状況などを可視化した「HEMS」を使って電気を管理したり、省エネのための設備を導入したりしています。
太陽光などの自然の力を使って生活するための電力を生み出します。
ZEH住宅の種類
ZEH住宅には以下の3つの種類があります。
- ZEH
- Nearly ZEH
- ZEH Oriented
それぞれの基準は以下の通りです。
名称 | 断熱+省エネの節約量 | 再生可能エネルギーを含む節約量 |
ZEH | 20%以上 | 100%以上 |
Nearly ZEH | 20%以上 | 75%以上 |
ZEH Oriented | 20%以上 | 導入しなくてもよい |
ただし、補助金の対象となるのは寒冷地、低日射地域、多雪地域の3つのみです。
さらに以下の条件を満たすと、ZEH+、Nearly ZEH+として評価されます。
- 断熱性能の更なる強化
- 住宅内の冷暖房、給湯設備等を制御可能
- 再生可能エネルギーシステムを電気自動車等に充電可能
ZEHが最も基準が厳しく、都心など再生可能エネルギーを発電できない地域ではZEH Orientedのほうが導入しやすいです。
ZEH住宅の補助金制度
ZEH住宅の新築時には、最大140万円の補助金制度を利用できます。
ZEH住宅の補助金制度はいくつか種類があり、補助金額や区分が異なります。
ZEH住宅の補助金制度を利用する際の注意点は、以下の3つです。
- 登録されたハウスメーカーや工務店などのZEHビルダーまたは、建築事務所などのZEHプランナーを利用すること
- 補助金制度にはいくつか種類があり、それぞれ補助金額や採択方式などが異なること
- ZEHの補助金を申請したら、その後の間取りや設備の変更ができないこと
ZEHビルダーまたはZEHプランナーを利用せずに建てると、補助金の対象外になってしまいます。
また、補助金申請後は間取りが変更できないため、事前に打ち合わせを重ねてから申請しましょう。
ZEH住宅のメリット5つは?省エネと快適さが特徴!
ZEH住宅のメリットは、以下の5つです。
- ランニングコストを抑えられる
- 災害時に役立つ
- 室温を快適に保ちやすい
- 資産価値が高い
- 補助金を申請できる
ZEH住宅は断熱効果が高いので、季節を問わず快適に過ごせます。
断熱性が高く再生可能エネルギーを蓄えるので、建築時には一般住宅よりお金がかかりますが、ランニングコストを抑えられることも大きなメリットの一つです。
短期間で見るとお金がかかると思ってしまうかもしれませんが、長期的に考えるとコストの削減ができます。
ZEH住宅の購入を考えている方は参考にしてみてください。
ランニングコストを抑えられる
ZEH住宅は断熱性が高く、省エネ効果の高い住設機器を導入するため冷暖房が効きやすいです。
また、再生可能エネルギーで得た電力を使用するため、余分な光熱費を節約できます。
建築時には、省エネのための機器を導入したり専用の機器を設置したりと、一般住宅よりもお金がかかります。
しかし、ZEH住宅なら生活する際の光熱費を節約できるので、結果的にランニングコストの節約が可能です。
1年間の光熱費の平均は約20,000円となっており、ZEH住宅は一般住宅より約200万円余分にかかりますが、10年以上住み続ければ元がとれるでしょう。
電気代を抑えたいけど、節約の仕方が分からない方や、やりくりが面倒という方にはZEH住宅がおすすめです。
災害時に役立つ
ZEH住宅は電気を蓄えておけるので、災害時にも活躍します。
家自体に電気を蓄えておけるので、停電してライフラインが止まってしまっても安心です。
蓄えておいた電気を使えば食事や入浴も問題ありません。
普段から蓄えておいた電気を稼働させられるので、豪雨の際にも電気が使えます。
異常気象に備えるために、ZEH住宅にしておけば特別な備えをしていなくても、しばらくは生活できます。
また、ZEH住宅は断熱性に優れているので、空調機器に頼らなくても快適に過ごせます。
災害時の猛暑でもエアコンを使いすぎる心配がありません。
ZEH住宅は非常時の水が確保されているので、飲み水やトイレの水を過度に心配する必要も少なく、災害時に役に立ちます。
室温を快適に保ちやすい
ZEH住宅では、断熱効果が優れているため部屋ごとの温度差が少なく、快適に過ごせます。
外からの気温を遮断するために、断熱性を高め夏は涼しく、冬は暖かい室内を実現可能です。
断熱効果は、ヒートショックのリスクを抑えられるなど健康面でのメリットもあります。
ヒートショックは、部屋の温度差によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こりますが、ZEH住宅では部屋の温度差をなくすことで未然に防止できます。
体温の調節が難しい乳児や高齢者がいる家庭はZEH住宅がおすすめです。
また、断熱性に優れているためエアコンに頼りすぎることもないので、寒すぎるという極端な室内温度を改善できます。
資産価値が高まる
ZEH住宅は建築時に専用の機器を導入したり、太陽光パネルを設置したりとお金がかかりますが、住宅自体の資産価値が高いこともメリットの1つです。
BELSという建築物省エネルギー性能表示制度では、ZEH住宅は最上位に位置する星4〜5の高評価を受けられます。
もし、家を売りに出す場合でも物件の価値が客観的に示されるので高値で売却できる可能性があります。
一般住宅を買うより明確な評価基準を得られるので、ZEH住宅にするか迷っているという方にもおすすめです。
2030年には、ZEH以上の住宅が増えると予測されています。
そのため、ZEH以外の住宅を建てると、2030年以上には価値は下がる一方です。
ZEH住宅を建てておけば価値が下がる心配はほぼないので、購入時以上の値段で売却できるでしょう。
補助金を申請できる
ZEH住宅は環境省・国土交通省・経済産業省の3省が連携して支援事業を推進しているため、補助金を申請できます。
ただし補助金を受け取るには、前述した補助金制度の要件を満たし、登録されたハウスメーカーや工務店に依頼する必要があるので注意しましょう。
ZEH住宅の補助金を申請するための期間が定められています。
一次公募から四次公募に分かれており、期間内にZEH住宅の補助金申請を行うというスケジュールです。
公募期間後の審査を経て、ZEH住宅の補助金制度を利用できます。
補助金額は住宅の要件によって変わりますが、一戸あたり55万〜140万円と幅広いので、専門のハウスメーカーなどに相談してみてください。
ZEH住宅のデメリット3つは?初期コストが高い?
ZEH住宅のメリットを5つ紹介しましたが、デメリットもあります。
デメリットは以下の3つです。
- 初期コストが高い
- デザインの制限がある
- 定期点検やメンテナンスが必要
一般住宅に比べて専用の機器や素材を導入するため、初期コストが高くなりがちです。
長期間住めば光熱費で回収できる場合が多いですが、躊躇してしまう方もいるでしょう。
専用の機器や太陽光パネルは定期点検が必要なため、短期的に考えるとお金がかかりすぎるという点がデメリットです。
ZEH住宅にしたいけど、実際どれくらいお金がかかるのかが気になる方は参考にしてみてください。
初期コストが高い
ZEH住宅は太陽光のための発電設備や断熱性の高い素材、HEMSという専用の機器を導入しなければならないため、一般住宅より初期コストが高くなりがちです。
初期コストは約200万円以上かかるため、一般住宅のほうがお得だと考える方も多いでしょう。
しかし、10年以上住むことを考えると自家発電で光熱費を抑えられるので、ZEH住宅のほうがおすすめです。
資産価値が上がると考えられているので、今後のことを見通すと一般住宅よりコストがかからないこともあります。
初期コストを考えて一般住宅にするか、今後のことを考えて最初に投資しておくか、あなたに合ったほうを選べば後悔は少ないです。
デザインの制限がある
ZEH住宅は、高い断熱性と太陽光での発電が特徴です。
高い断熱性を誇るので、窓の形やデザインが制限されてしまう場合も少なくありません。
太陽光パネルを設置するために、屋根の形が片流れ屋根に限定されてしまうこともあります。
太陽光の十分なエネルギーを確保するためですが、どうしても屋根の形にこだわりたい方や片流れ屋根は嫌という方には向いていないかもしれません。
また、エネルギーの消費量を抑えるために、部屋同士を間仕切ったり、室内を狭くする必要性が出てきたりします。
こだわりのデザインで家を建てたいという方は、妥協点を探すのに苦労することもあります。
ハウスメーカーとしっかり話し合って、理想の家が建てられるように考えておきましょう。
定期的な点検・メンテナンスが必要
ZEH住宅には、専用の機器や太陽光パネルが搭載されているので、定期点検やメンテナンスが必要です。
定期点検では1回10万円以上かかる場合もあるので、一般住宅のほうがお得だと考える方もいるかもしれません。
省エネ機器を長く使うためには、定期的なメンテナンスをすれば長期的に使用できます。
一般住宅でかかる光熱費を考えると、ZEH住宅で光熱費を削減して太陽光を蓄えたほうが長期的に見るとコスト削減につながります。
ZEH住宅の費用は補助金の対象で、10年の光熱費の平均と同等なのでそれ以上住むならお得です。
また、今後資産価値が上がることも予想されているので、初期コストをかけてでもZEH住宅を選ぶのがおすすめです。
ZEHハウスメーカー選びを成功させるコツ!比較検討が重要!
ZEHハウスメーカーを選ぶ際には、それぞれを比較して検討しましょう。
得意分野や特徴が異なるため後悔のないように調べることが大切です。
自分で選ぶことも大切ですが、数万社のハウスメーカーを比べるのは難しいものです。
契約後に変更ができないため、慎重に比較する必要がありますが、「HOME4U 家づくりのとびら」がハウスメーカー選びをお手伝いします。
「HOME4U 家づくりのとびら」なら、コーディネーターが的確にヒアリングしてあなたに適したハウスメーカーを提案します。
まとめ
ZEH住宅は初期コストがかかりますが、長期的に見れば光熱費を抑えられたり資産価値が高かったりとメリットが多いです。
売却するときのことを考えると、ZEH住宅がおすすめです。ZEHハウスメーカーを比較する際には、実績や費用に注目しましょう。
家づくりのプラン作成を検討している方には「HOME4U 家づくりのとびら」がおすすめです!
- ネットで簡単3分入力で依頼可能
- 株式会社NTTデータの100%子会社が運営する安心感・信用度
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