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住宅を購入するときの悩みどころは、オプションの設備・工事をどの程度行うかということでしょう。
マンションであればダウンライトの増設やIHコンロ、コンセントの増設など細かな工事が中心になってきますが、一戸建てとなると住宅の内部から敷地のスペースまでさまざまなオプション工事を提案されます。
中でも意外なオプション設備として挙げられるのが「網戸」です。賃貸マンションであれば必ずといっていいほど設置されている網戸ですが、これもオプションなのです。
他にも、購入してみてはじめてオプションだったと気付くものがあります。以下のような設備・工事については、通常はオプションとなります。
- 外構工事
- 物干しベランダの独立屋根
- 駐車スペースの屋根
- カーテンレール
今回は建売住宅を購入するときのさまざまなオプション設備・工事について紹介します。
あれもこれもと欲張ると予算オーバーになってしまいますが、こだわりのオプション工事は住環境をグレードアップさせることでしょう。
ぜひ今回のコラムを参考にして自分にあったオプション設備・工事を探してみてください。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要なことをお伝えします。
「夢のマイホーム」という言葉は、誰しもがワクワクさせる響きを持っています。
しかし、その夢の実現には、大きな落とし穴が潜んでいることをご存知ですか?
「一生に一度の買い物だから…」と、住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、絶対に知っておくべき重要なことがあります。
それは、情報収集の重要性。
多くの人が、理想の家に胸を膨らませ、住宅展示場へと足を運びます。
「とりあえず見てみよう」という軽い気持ちで。しかし、そこにこそ危険が潜んでいるのです。
モデルハウスの洗練された空間に魅了され、営業マンの巧みな話術に乗せられてしまう…。
そして、深く考えずに契約を交わしてしまうケースが後を絶ちません。
その結果、何が起こるのでしょうか?
「こんなはずじゃなかった…」
理想とはかけ離れた家が完成し、何百万円、場合によっては1,000万円以上の損をしてしまうケースも少なくありません。
「もっとしっかりと比較しておけば…」
そんな後悔をしないために、家づくりを始める前には、出来るだけ多くの住宅メーカーからカタログを取り寄せることをおすすめします。
なぜカタログ集めが重要なのか?
運命の住宅メーカーとの出会い: 「ハウスメーカー一択だったけど、工務店のほうが理想に近かった」「ローコスト住宅を考えていたけど、大手メーカーでも予算内で建てられた」など、思いもよらなかった会社と出会えるケースは非常に多い。
価格交渉を有利に: 複数のメーカーから見積もりを取ることで、価格競争が生まれ、数百万円単位で費用を抑えられる可能性がある。
「情報収集は面倒くさい…」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、大切な家族と一生を共にする家のために、少しの時間と手間を惜しむべきではありません。
近年では、複数の住宅メーカーへまとめて資料請求できる「一括カタログサイト」が出てきた為、昔のように住宅メーカー1社、1社から資料を取り寄せる手間もなくなりました。
中でも、特におすすめなのが以下の3サイトです。
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この3サイトは、日本を代表する大手企業が運営しているため、掲載企業の審査基準が非常に厳しく設定されています。
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また、資料請求をしたからといって、しつこい営業を受けることもありません。
安心して情報収集に専念できる、非常にメリットの大きいサービスです。
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ただ、3サイトの中でどれか1つ使うなら、
を使っておけば間違いないでしょう。家づくりは、絶対に失敗したくない一大イベント。
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多くの会社から資料を取り寄せることで、本当にあなたの理想に合ったパートナーが見つかるはずです。
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なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。
後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
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それでは解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
土地・建物の販売価格に含まれていない工事
建売住宅の販売チラシやインターネット上に掲載されている情報の中の「販売価格」は土地・建物の合計価格です。そのほかにもさまざまな諸費用が掛かりますが、諸費用の中でも金額が大きくなりやすいのがオプション設備・工事費用です。
オプション設備・工事とは、購入者が設置工事をするか否かを選択できる工事のことです。
冒頭で挙げた網戸もオプション設備・工事のひとつで、1枚いくらというように設置の枚数によって代金が加算されます。他にも以下のようなものが代表的なオプション工事に挙げられます。
外構工事
外構工事とは、建売住宅の周りのスペースを彩る工事です。植栽や生垣、ブロック塀、玄関周りなどの工事が含まれます。建築済みの建売住宅を見学してみると一軒一軒植栽の感じや玄関周りの感じが違うことに気づくと思います。これは、購入者がどの外構工事をするかについて予算と相談して決めているからです。
分譲住宅のなかには、その区画に建てられた一戸建て住宅の一体感を生み出すために、外構工事がセットになっているものもありますが、これは例外的な扱いになります。
家具・棚などのオプション工事
キッチンの吊戸棚やカップボードの増設、キッチンカウンターの張りおろし(増設)などの家具の増設、ビルトイン食洗器やエアコンの設置などの工事はわかりやすいオプション工事です。これらはマンションの場合でもよくあるオプションで、キッチン周りの収納を多くするために希望する人が多くなっています。
このほか家具類では、クローゼットのハンガーパイプやクローゼット内の棚の設置もオプション工事となります。
その他チェックしておきたい工事
特にチェックしておきたいオプション工事としては、テレビアンテナ、水道引き込み工事、造成工事があります。どれも住むためには必須の工事ですが、オプション工事になっている場合がありますので注意が必要です。
どのような工事が販売価格に含まれていて、どれがオプション工事なのかについては物件によってまちまちですので、その都度、販売担当者に確認しなければなりません。工事費用について相場を大幅に超えることは少ないですが、念のため相場をインターネットで調べるなどして一つ一つチェックしてみましょう。
建売住宅の網戸はオプション工事
オプション工事のなかには、網戸のように「最初から販売価格に含まれていればいいのに」と思うものもあります。網戸は標準設備としている建売住宅もありますが、8割以上の建売住宅はオプション工事としています。
なぜ網戸はオプション工事なのでしょうか。それには奥深い理由があります。
網戸取り付けは専門業者の仕事
網戸はホームセンターで売っていますし、自分で取り付けることも可能です。中には自分でできるという人もいることから、あえてオプション工事に設定しているのでしょう。
しかし、網戸の取り付けを専門に行っている業者はやはり仕事が違います。掃き出し窓(リビングの窓のように床まである窓)の場合には網戸も大きくなってきて運搬・搬入も大変です。取り付けも単に溝にはめるだけではなく、落下防止の留め具をつけて安全対策をします。
二階の窓の場合には、壁にぶつけて傷つけてしまわないように細心の注意をはらって取付工事をします。
このようなことを考えると、追加費用を支払ってでも網戸はオプション工事でお願いした方が、間違いは少ないと思います。
メーカー純正の網戸と一般の網戸の違い
オプション工事で依頼すると標準工事で設置した窓枠・サッシに適合したメーカー純正の網戸を取り付けてもらえます。
ホームセンターで購入して取り付ける場合には一般メーカーの網戸であることが多いと思いますが、純正の網戸と一般メーカーの網戸では開閉のスムーズさ、外れにくさに大きな違いがあります。純正の網戸は戸車がついていたり、外れにくいように留め金がついていたりといろいろな工夫があります。値段の違いが網戸の質にあらわれるのです。
また、純正のものは網戸のメッシュのきめ細やかさや網の素材についてもさまざまなものが用意されており、用途に合った使い分けができます。
網戸を取り付けるならば、できればサッシに合った純正の網戸を取り付けたいものです。
いろいろな窓の網戸工事
住宅には掃き出し窓、上げ下げ窓、引き違い窓などさまざまな窓が存在します。それぞれの窓枠・サッシに合った網戸を取り付けるためには、壁にドリルで穴をあけるなどの高度な工事が必要になってくることもあります。
網戸は自分で、と最初から決めてしまわずに、本当に網戸が取り付けられる窓なのかということも確認しておいた方がよいでしょう。
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建売住宅のさまざまなオプション工事
では、建売住宅を購入するときにぜひ検討したいオプション工事の数々を紹介します。
モデルルームを見学しに行ったときには、室内に素敵な家具や壁材が使われていて、こんな住宅に住みたいと夢見ることもあるでしょう。
どのようなオプションを組み合わせれば理想の住宅になるのか検討してみましょう。
ほぼ必須のオプション工事
オプション工事の中には、住宅として利用する以上必須のオプション工事があります。最初から標準工事に設定してもよいのではないかとも思いますが、工事の種類がいくつかあることからオプションにせざるを得ないという事情があるのです。
網戸
すでに紹介した通り、網戸はオプション工事です。他に雨戸や二重窓もオプション設備・工事として挙げられます。すべての窓について網戸をつける必要があるかどうか、網戸の質をどのようにするかは人によって異なることから、オプション設備・工事とされています。
カーテンレール
カーテンレールもほぼ必須のオプション設備・工事といっていいでしょう。現在ではカーテンではなくブラインドを設置したり、木や竹の材質のおしゃれなブラインドがあったりと多様化しているためにオプション設備・工事としていることが多くなっています。
また、カーテンレールを隠すためのカーテンボックスをオプション工事として用意している物件もあります。
エアコン取付用配管等
いわゆるエアコンスリーブと呼ばれる、エアコンを取り付けるための配管の穴の設置工事はオプション工事です。エアコンを取り付ける場所、数によって値段が変わってきます。
テレビアンテナ引き込み工事
最近ではケーブルテレビやCS放送、光回線ネット放送などさまざまな放送形態がありますが、地上波テレビアンテナについては必須のオプション工事といってもよいでしょう。
引渡し後に他の業者に工事を依頼した方が安価に済むこともありますが、スケジュールの関係で工事が引越しまでに終わらないこともあります。オプション工事で依頼してしまった方が安心です。
バルコニー屋根
バルコニーで洗濯物を干したときに、屋根がないと急な雨があったときに困ります。物干しのための独立した屋根の設置はオプション工事です。
このような工事は、販売担当者に指摘されないと気付かないこともあります。オプション工事のカタログを見ながら、実際にその住宅で生活しているところと想像してみて、必要かどうかを考えてみるとよいでしょう。
住みやすさを重視したオプション工事
オプション工事の中には、必須ではないものの生活のためにはあった方がいい工事というものもあります。特にキッチン周りについては充実したオプション工事を希望する人も多いようです。
カップボード
カップボードとは、キッチンの背面側に設置する収納棚です。炊飯器や電子レンジなどを負うスペースが空いているのが一般的です。
オプション工事で依頼すると前面の棚と同じ素材で設置してくれますし、高さも天井ぴったりに設置されることが多いために見た目がすっきりします。地震の時に倒れる心配もありませんし、引越しの時にもすでにカップボードが設置されていれば荷ほどきがはかどります。
吊戸棚
吊戸棚とは、主にキッチンの流し台の上の壁面や天井に直接設置される戸棚をいいます。
賃貸マンションにはもともとついていることが多いことから、建売住宅に引っ越したときにも設置を希望する人が多くなっています。
食器や小物の収納をするのに重宝する収納スペースですが、広いアイランドキッチンを設置する場合には、空間を広く見せるために背面側のカップボードを充実させる仕様もあります。
ガラス・サッシ等のグレードアップ
遮音性や遮熱性を上げたり、省エネ仕様の住宅にしたりするために、二重ガラス、二重サッシにグレードアップする人もいます。
ピアノのレッスンをするなど生活スタイルを考えたり、幹線道路が近いなどの周辺環境を考えたりしたときに、ガラス・サッシ等のグレードアップが住み心地アップに大きく影響することがあります。
現在では様々なサッシが開発されていますので、興味のある人はサッシメーカーのホープページなどをチェックしてみてください。
フロアコーティング
床のコーティングをオプション工事で依頼すると、ワックスを掛けなくてもピカピカの床が持続します。また、床のキズもつきにくくなるために、床の劣化を防ぐことができます。
カーポート屋根
住宅の前や横に駐車スペースがある建売住宅では、駐車スペースの屋根を付けるかどうかを選択することができます。
平置きの駐車場で屋根がないところもありますので、あまり気にしない人もいますが、せっかく建売住宅を購入するのであれば、カーポートの屋根も設置したいという人も多いでしょう。20万円前後のものが一般的ですが、駐車台数やデザインによっては100万円近くするものもあります。
スタイリッシュな住宅にするオプション工事
機能的な住宅にするためのオプション工事は確かに必要ですが、住まいはデザインやアートによっても住み心地が大きく変わってきます。後付けで設置できるものも多いために購入時にすべてを取り付ける必要はありませんが、家具をどかさなければならないなどの手間が生じることがあります。
以下のようなオプション工事は、購入時に依頼する人も多いようです。
ピクチャーレール
ピクチャーレールとは、壁に絵画を取り付けるためのレールをいいます。すべての部屋に必要というわけではありませんが、リビングに絵画を取り付けたいという人も多いでしょう。大きな絵画の場合は重量もありますので、ピクチャーレールがないと取り付けることはできません。
エコカラット
高級住宅によく見られますが、壁に石材の装飾を施しているものがあります。これがエコカラットと呼ばれるものです。㎡単位で代金が定められており、上質な装飾材を使うものは代金も高くなります。
エコカラットで装飾する場合には家具の設置に制約が出てきますので、設置を考えるときには初めからオプション工事で発注することも検討した方がよいでしょう。
オーダー家具
部屋大きさや幅にぴったり合ったオーダー家具を発注すれば、空間を最大限有効に利用することができます。一般の家具よりは割高ですが、壁面いっぱいに収納を設置することができるために人気があります。
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まとめ
オプション工事にはさまざまなものがありますので、迷ってしまうかもしれません。希望するものを全て取り付けようとすると、すぐに数百万円単位で費用アップとなるために慎重に検討しましょう。
また、費用の工面について、住宅ローンの範囲内で賄えるかという点についても大切なチェックポイントです。場合によっては諸費用ローンを別に組まなければならない場合もあります。
販売担当者に相談しながら、オプション工事で理想の住宅を実現してください。
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