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理想の家を建てたいならば、建てた家に住むまでの一連の流れを知っている必要があります!
「このような家に住みたい」
と家に理想を持つ方は多いはず。
特に注文住宅は家族の理想を詰め込んだオンリーワンの建物ですから憧れでしょう。
しかし、理想の家を建てたにも関わらず「失敗した」との声も多いのが現実です。
「ハウスメーカー・工務店に振り回されてしまった」
「予算オーバーしてしまった」
「思っていた仕様じゃなかった」
失敗には様々な要因があるでしょう。
ですが、事前に「次は何をしなければいけないのか」を知っていれば回避できた事は多かったのではないでしょうか。
家を建てると考えたあなたは、家が建つまでの流れを知っていますか?
次はこれをやらなくてはいけないと知っている場合と、知らないで振り回される場合では全く状況が違ってきませんか?
この記事では初めて家を建てようと思った方が家を建てるとき、次は何をすればいいのかがわかるように、家を建てる流れを解説していきます。
またこの記事では実際に行動に移した際に、自分たちが今どの段階に来ているのかが一目でわかるように7つの節目に分けて解説し、それぞれでおさえるべきポイントを合計18個に分類しました。
これから勉強を始める方にも、家を建てている最中の方にも利用できる構成にしましたので、ぜひ参考にしてください。
また、解説に入るまでに失敗しない家づくりで1番重要なことをお伝えします。
「夢のマイホーム」という言葉は、誰しもがワクワクさせる響きを持っています。
しかし、その夢の実現には、大きな落とし穴が潜んでいることをご存知ですか?
「一生に一度の買い物だから…」と、住宅展示場やイベントに足を運ぶ前に、絶対に知っておくべき重要なことがあります。
それは、情報収集の重要性。
多くの人が、理想の家に胸を膨らませ、住宅展示場へと足を運びます。
「とりあえず見てみよう」という軽い気持ちで。しかし、そこにこそ危険が潜んでいるのです。
モデルハウスの洗練された空間に魅了され、営業マンの巧みな話術に乗せられてしまう…。
そして、深く考えずに契約を交わしてしまうケースが後を絶ちません。
その結果、何が起こるのでしょうか?
「こんなはずじゃなかった…」
理想とはかけ離れた家が完成し、何百万円、場合によっては1,000万円以上の損をしてしまうケースも少なくありません。
「もっとしっかりと比較しておけば…」
そんな後悔をしないために、家づくりを始める前には、出来るだけ多くの住宅メーカーからカタログを取り寄せることをおすすめします。
なぜカタログ集めが重要なのか?
運命の住宅メーカーとの出会い: 「ハウスメーカー一択だったけど、工務店のほうが理想に近かった」「ローコスト住宅を考えていたけど、大手メーカーでも予算内で建てられた」など、思いもよらなかった会社と出会えるケースは非常に多い。
価格交渉を有利に: 複数のメーカーから見積もりを取ることで、価格競争が生まれ、数百万円単位で費用を抑えられる可能性がある。
「情報収集は面倒くさい…」
そう思う方もいるかもしれません。しかし、大切な家族と一生を共にする家のために、少しの時間と手間を惜しむべきではありません。
近年では、複数の住宅メーカーへまとめて資料請求できる「一括カタログサイト」が出てきた為、昔のように住宅メーカー1社、1社から資料を取り寄せる手間もなくなりました。
中でも、特におすすめなのが以下の3サイトです。
①SUUMO 不動産最大手ポータルサイトSUUMOだからこそ。独自のネットワークで、全国各地の優良工務店から、高品質ながらも坪単価を抑えた家づくりの資料を取り寄せられます。 ②HOME4U家づくりのとびら 安心と実績の「NTTデータグループ」運営。厳選された全国のハウスメーカーへ一括でカタログ請求ができ、さらに、理想の家づくりプランも無料で作成してくれる為イメージしやすい。利用必須のサービスです。 ③LIFULL HOME’S 東証プライム上場企業「LIFULL」が運営する、SUUMOと並ぶ大手不動産ポータルサイト。厳しい審査を通過した優良住宅メーカーのみが名を連ね、特にローコスト住宅を検討する方は必ず使っておきたいサービス。 |
この3サイトは、日本を代表する大手企業が運営しているため、掲載企業の審査基準が非常に厳しく設定されています。
悪質な住宅メーカーに引っかかるリスクを抑えることもでき、大きな安心材料と言えるでしょう。
また、資料請求をしたからといって、しつこい営業を受けることもありません。
安心して情報収集に専念できる、非常にメリットの大きいサービスです。
正直、3サイト全て使って住んでいるエリアに対応している住宅メーカーの資料は固定概念をなくし全て取り寄せてしまうのが1番です。
ただ、3サイトの中でどれか1つ使うなら、
を使っておけば間違いないでしょう。家づくりは、絶対に失敗したくない一大イベント。
だからこそ、固定概念を持って最初から「工務店!」「ハウスメーカー!」と決めつけずに、視野を広げてみて下さい。
多くの会社から資料を取り寄せることで、本当にあなたの理想に合ったパートナーが見つかるはずです。
「絶対にハウスメーカー」と思っていた人が、工務店の自由設計や高品質な家づくりに魅力を感じたり、
「予算を抑えたいから絶対に工務店で探したい。」と考えていた人が、実はハウスメーカーでも手の届く価格まで値下げ交渉に応じてくれたり。
なるべく多くの会社で資料を取り寄せることでメーカーごとの強みや特徴が分かりますし、複数社で価格を競わせることで全く同じ品質の家でも400万.500万円と違いが出ることさえあります。
後から取り返しのつかない後悔をしないよう、家を建てるときには面倒くさがらず1社でも多くのカタログを取り寄せてしまうことをおすすめします。
家づくりのとびら・・・ハウスメーカーのカタログ中心
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それでは解説をしていきます。
【本記事の監修者】 宅地建物取引士・ファイナンシャルプランナー 大学卒業後、東証一部上場大手保険代理店へ入社。その後、大手不動産ポータルサイト運営会社へ転職。ITベンチャー企業での経験を経て株式会社Azwayを創業。 「住まい」と「ライフスタイル」に特化したWEBサービスを手掛けている。
もくじ
家を建てる期間はどれくらいかかる?
家を建てるとき「子供さんの入学」や「結婚」など家族の節目から住みたいと考える方が多いと思います。
その時皆さんはどの位前から行動しなければいけないと考えていますか?
結論をいいますと実際に土地探しや工務店探しを初めて家族が住むまでに10ヶ月から2年が必要です。
実際にどの部分でどのくらいの期間が必要か以下にまとめますね。
- 家を建てる計画期間(1ヶ月以上)
- 建築会社と土地探し(1ヶ月~4ヶ月)
- 建築会社の絞り込み(1ヶ月~2ヶ月)
- 建築会社との仮契約・プランニング(2ヶ月~6ヶ月)
- 工事請負契約・住宅ローンの本申し込み(1ヶ月~3ヶ月)
- 工事着工(4ヶ月~6ヶ月)
- 竣工・引き渡し・引越し(1ヶ月~3ヶ月)
意外と長いと感じた方もいるでしょう。
実際に工事をする期間は平均5か月程度ですが、注文住宅の場合、家を建て始めるまでの期間が非常に長く必要になってくるのですね。
また「家を建てる計画期間」は期限を決めてはいけない部分です。
理想の家を建てる為には、あなたの知識と家に対するイメージが重要になってきます。
この知識とイメージを固める期間は個人それぞれになってしまうので、自分が納得して次の行動を始めていいと思うまではとことん勉強するべきです。
理想の家を建てる為にはおおよその期間設定は必要ですが、まだ行動を開始してない時点で完了日を設定するのはデメリットでしょう。
おおよその期間も長めに設定したほうが絶対に無理はないでしょう。
よし家を建てよう!と今決心したのなら、3年後に理想の家でくつろぐ家族を想像するのが丁度いいのかもしれませんね。
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1、家を建てる計画期間(1ヶ月以上)
先ほどもお話しましたが、土地探し・工務店探しなど、実際に行動を開始する前の計画期間が理想の家を建てる為に最も重要です。
計画期間を疎かにすることは、例えるなら「おいしい料理のレシピを知っていても料理の作り方がわからない」状態です。
「おいしい料理のレシピ」は家を建てる流れ
「料理の作り方」が家を建てる知識、理想の家のイメージと置きかえてください。
ここでは理想の家を建てる為の準備段階を3つのポイントに分けて解説します。
ポイント1:最初に知識をいれよう
理想の家を建てる為には知識武装が必要です。
ハウスメーカー・工務店にお任せでは、残念ながら理想の家は建ちません。
打ち合わせの時に、ハウスメーカー・工務店の担当者の話していることが理解できなければ、トラブルの元になってしまいますよね。
知識を持っていなければ、建築中の家が計画通りなのか、チェックもできないでしょう。
家を建てる知識を習得する方法でおすすめは本です。
本はリアルタイムの情報という点では他の媒体に劣ってしまいますが、家を建てる基本を学ぶ上でデメリット以上のメリットがあります。
本はテーマが決まっていて、かつそのテーマの情報の密度が濃く、正確なことが最大のメリット。
- テーマが決まっているので情報に翻弄されることがない。
- 様々な影響を受けずに自分のペースでゆっくり学べる。
- 本は本の著者が何十年、もしかしたら一生かけて得た知識、経験をたった数千円で手に入れることが出来る。
このように本は家を建てる初心者にとって一番はじめに知識・情報を得る最良の媒体なのです。
本を使いある程度知識が習得できたなら、インターネットを利用して最新の情報を調べてもいいでしょう。
モデルルームを見学して参考にすることもできます。
インターネットやモデルルームの見学は手軽ですが、家について初心者のあなたは情報が多すぎて混乱するだけなので、本で知識を得たあとに利用してくださいね。
ポイント2:家族全員で建てたい家をイメージする
理想の家を建てる事は理想の家のイメージを形にする事といえます。
最初に家族の意見を集めましょう。
「キッチンは広く使いたい」
「お兄ちゃんと別の部屋が欲しい」
「DIYができる庭がいいな」
など沢山出てくるでしょう。
そして次にイメージを具体的にして絞り込みます。
不足している知識を学びながら具体的にしていく方法が、効率が良いですね。
「間取りはこのようにしたい」
「家の形はこの形が理想」
「構造はこの工法を使いたい」
など、方眼紙に実際に間取りを書くなどして具体的にしていきましょう。
理想の家をイメージする際の注意点が1点だけあります。
それは絶対に譲れない部分は3つ位にすることです。
特に土地探しから始める方は理想の土地が予算内で手に入るかわかりませんよね。
また設計の段階で思った以上にコストがかかる場合もあります。
イメージをガチガチに固定してしまうと家が完成したときに不具合がでてしまう可能性があります。
沢山のイメージやプランをもって状況に合わせた融通性を持つことが、理想の家に近づくコツですよ。
ポイント3:資金計画は現実的に考えるべき
資金計画はイメージとは逆に現実的な部分です。
ですが予算がわからなければ具体的な家のイメージは難しいですよね。
家を建てる場合、ほとんどの方が住宅ローンを組まれるでしょう
住宅ローンを組む場合、借りられる金額ではなく返せる金額をベースに住宅ローンを考えなければいけません。
残念ながら住宅ローンが負担になり家を手放す方がいらっしゃいます。
そうならない為にも住宅ローン計画は家のイメージと平行して行っていきましょう。
住宅ローンについては銀行のホームページなどで住宅ローンのシミュレーションができる場合が多いので利用すると良いでしょう。
また住宅ローンに関しては、この時点から銀行のプランナーに少しずつ相談して具体的にしていく選択肢もあります。
理想と現実のすり合わせは大変な事ですが、長く快適に安心して理想の家に住むために頑張ってみましょう。
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2、建築会社と土地探し(1ヶ月~4ヶ月)
理想の家を建てる知識を習得し、具体的なイメージを持て、資金計画も立てたあなたは、いよいよ行動を始めるでしょう。
行動を始めたあなたが一番はじめに行うことは以下の2つです。
- 理想の土地を探す
- 理想の家を建てる為のハウスメーカー・工務店を探す
土地とハウスメーカー・工務店は家を建てる上で両輪となる大切な部分です。
じっくり検討・選定していきましょう。
ポイント4:土地探しと建築会社探しはどちらを優先すべきか?
ハウスメーカー・工務店を最初に探した方が後々楽になるでしょう。
仮に土地探しを最初に始め、土地が見つかった場合、土地代金の支払い期限など金銭的な理由で、急いでハウスメーカー・工務店を探してプランを練らなければなりません。
つまり時間的余裕がなくなってしまうのですね。
あなたが「ここだ!」と思うハウスメーカー・工務店を見つけて、ハウスメーカー・工務店の担当者と一緒に土地を探す方法が、注文住宅ではメリットが大きいでしょう。
ハウスメーカー・工務店の担当者と一緒に土地探しをするメリットは以下のようになります。
- プランニングの時間をじっくりとれる
- 土地の建築条件にあわせたプランニングがしやすい
- 予算配分を考えやすい
このように家の設計・プランと土地探しが平行してできるわけです。
理想の家つまり注文住宅はゼロから形を作ります。
ハウスメーカー・工務店と一緒に、あなたのイメージを図面にする時間を最大限に取れる方法を選択することが賢明です。
ポイント5:建築会社の探し方
ハウスメーカー・工務店を探す第一段階はまず情報収集です。
情報収集の媒体としてインターネットや住宅情報誌が最新の情報として有効です。
情報収集をする際は以下の点に注目すると良いでしょう。
- 家を建てたい地域に精通しているか?
- 自分たちが求めている建物を建てられるか?
- 健全な経営をしているか?
- 活気があるか?
そして情報収集をしてある程度ハウスメーカー・工務店を絞れたら、次はあなたの目で実際に見て判断します。
ハウスメーカー・工務店を見て判断する方法は以下の3つがおすすめ!
- モデルルームを見学
- 現場見学会に参加
- 建築途中の現場を訪問
建築は現場が主体ですから、ハウスメーカー・工務店が建てた家を見ることが判断の材料として、とても有効でしょう。
また、ハウスメーカー・工務店を探す際は次の点も判断材料になります。
- ハウスメーカー・工務店の雰囲気と担当者の知識
実際に家を建ててからもお付き合いするハウスメーカー・工務店との相性、担当者の家に対する知識もストレスなく家を建てる為には重要です。
ただし、ハウスメーカー・工務店を判断するためにはあなたの知識が必要ですから事前に勉強を忘れずに!
建築会社の探し方、そして建築会社の選定は家を建てた後も関わってくる重要な部分なので、今挙げた8項目をもう少し詳しく解説しますね。
家を建てたい地域に精通しているか?(情報収集編)
ハウスメーカーの場合はさほど気にしなくていい問題ですが。工務店の場合は考えなくてはいけない事項です。
工務店はハウスメーカーにない特色を持っているので選択肢として魅力的でしょう。
ですが、工務店はご存じのように地域に密着した建築をしていますよね。
つまり工務店は地域に特化した施工体制と営業体制しか持っていないわけです。
「この工務店に立ててもらいたい」と思っても、あまりにも建てる場所が工務店から遠ければ対応してくれない場合がでてきます。
情報収集をする際はハウスメーカー・工務店の守備範囲を確かめる必要があるでしょう。
自分たちが求めている建物を建てられるか?(情報収集編)
あなたが理想の家をイメージした時、何を優先したでしょうか?
性能、ハウスメーカー・工務店の信頼性、コストが安いなど優先にした事項があると思います。
その優先事項が得意なハウスメーカー・工務店に的を絞ることが大切です。
また、例えば今話題になっているZEH住宅など高性能住宅を理想の家の優先事項とした場合、施工実績も重要になってきます。
高性能住宅つまり気密・断熱性の高い家は、ハウスメーカー・工務店の施工の技術が低ければカタログ上の性能が出ない場合があることを知っていましたか?
工務店を探す際は自分たちが求める部分の施工実績も検討対象にしたほうがよろしいでしょう。
健全な経営をしているか?(情報収集編)
これは家を建てるあなたに対してメリットのある体制を持っているかを確認することです。
「品質管理体制はしっかりしているか?」
「アフターフォロー体制はどのように考えているか?」
しっかり体制を整えているハウスメーカー・工務店はホームページにも載せている事が多いので確認しておきましょう。
同時に建物に対してどのような考えを持っているかもチェックポイントです。
ハウスメーカー・工務店の考え方が、自分たちが求めている理想の家にあっているかを知ることは工務店探しでは重要と考えます。
活気があるか?(情報収集編)
ハウスメーカー・工務店に活気がある、つまり家を建てたい人が集まっていると考えられます。
家を建てたい人が集まる理由は良い家を建てている可能性があるわけです。
ホームページなどで以下の部分をチェックすると工務店の活気がわかります。
- 施工事例が新しくバリエーションがある
- ブログの更新を頻繁にしている
- 勉強会・現場見学会の予定が常に入っている
またハウスメーカー・工務店の活気は事務所を訪問したときにも注意して見てみましょう。
挨拶や社員の話声、打ち合わせルームの整理整頓状況などから感じられるはずです。
ハウスメーカー・工務店の活気は家を建てる工事の質にも影響しますから、ハウスメーカー・工務店を選ぶ際、あなたが感じた雰囲気も判断の項目として大事にしてください。
モデルルームを見学(行動編)
ハウスメーカーや地場の大手工務店は大抵モデルルーム・展示場を持っているので利用しましょう。
モデルルーム・展示場はハウスメーカーの上級グレードで建てられているので、設備などはあまり参考にならないと思います。
しかし、モデルルームを見ることによってデザインの方向性や間取りなどハウスメーカーの特徴を知ることができるでしょう。
現場見学会に参加する(行動編)
工務店に関しては現場見学会に足を運ぶ方法が一番判断しやすいと考えます。
特におすすめは構造見学会!
内装工事が始まる前の状態、つまり柱がむき出しの状態で見学会を開いている現場を見つけて参加してみましょう。
家が完成したら隠れる部分を見せている、つまり工務店の技術レベルを見ることが出来る。
家について勉強した方ならその技術の違いがわかるでしょう。
また堂々と見せていることは工務店の自信の表れです。
タイミング的に難しい場合が多いでしょうが、ぜひ利用していただきたい見学会です。
建築途中の現場を訪問(行動編)
実は建築中の現場を見ることには意外なメリットがあるのです。
- 整頓状況など素の現場を見られる
- 職人さんの雰囲気がわかる
- ハウスメーカー・工務店の技術力を感じられる
実際の現場を見ることで、自分たちの家を建てる際の現場も同じ状況と考えることができると思いませんか。
もしかしたらハウスメーカー・工務店を判断する一番確実な方法かもしれません。
ただし、遠くから見る分には問題ないですが、現場敷地内に入りたいときは事前にハウスメーカー・工務店に許可を求めてくださいね。
ハウスメーカー・工務店の雰囲気と担当者の知識(行動編)
ハウスメーカー・工務店を探している段階で事務所を訪問したり、担当者と話をしたりする機会があるでしょう。
その際、事務所の雰囲気が自分に合っているかを冷静に観察してください。
何件か訪問していると自分との相性がわかると思いますよ。
また、担当者が知識をもって誠実に対応しているかも大切です。
メリットだけでなくデメリットも理論立てて話しているか?
家について勉強したあなたにわかる程度のごまかしをしている担当者は信用できないと割り切った方がいいでしょう。
特に担当者との相性は家を建てた後にも影響しますからしっかり見極めていきましょう。
ポイント6:土地探しの押さえるべきポイント
土地探しもハウスメーカー・工務店探し同様じっくり探したいですね。
ただ、土地に関してはやみくもに探しても良い情報は中々出てこないものです。
ここでは土地探しの際に効率よく探すコツ。
土地を決める際に着目する点について紹介しますね。
地域の絞り込みはアバウトに
家を建てるイメージの段階で住みたい地域も出てくるでしょう。
その際譲れないポイントは最小限にして、しかも融通の効くイメージを持つと理想の土地がみつかりやすいですよ。
例:
「〇〇町から会社に通いたい」→「会社から車で30分くらいの範囲」
「△町に住みたい」→「□市の西側の範囲で」
このように広く融通性をもって考える事がコツとなります。
土地はいつ売りに出されるかわかりません。
土地探しは妥協点と譲れない点を常に検討しながら探す必要があると考えます。
建築条件を確認する
ハウスメーカー・工務店と土地を探す場合にはあまり考慮しなくていい点ですが、ご自身で探す場合にはしっかり確認しなければいけない点です。
「建ペイ率が低くて家が小さくなってしまう」
「防火地域で建物のコストが上がってしまった」
せっかく土地を手に入れても、このような条件の土地でしたら理想の家から遠のいてしまいますよね。
また分譲地などは建てるハウスメーカー・工務店が指定されている場合が多いので注意が必要です。
ハウスメーカー・工務店と一緒に土地を探す場合も、最終的にはご自身で書類を確認してください。
他人任せはトラブルの原因になり、あなたにとってなにもメリットはないですよ。
地盤・ハザードマップ
家はこれから何十年と家族が快適に安全に暮らしていかなければなりません。
その家を支える地盤は疎かにしてはいけない問題です。
購入前にその土地の地盤を直接調べることは難しいですが、以前は何に使われていた土地かわかるとある程度の予想が付きます。
ちなみに、これは裏技ですが、ハウスメーカー・工務店が使っている地盤調査会社に周辺地の地盤の状況を効くと大抵教えてくれるので、地盤改良などの目安に利用する方法もおすすめですよ。
また近年は前例のない水害や台風による地すべりなども起きています。
市町村が出しているハザードマップや周辺であった災害なども調べて、できるだけ安全な土地を探す努力をしていきましょう。
土地の環境・周辺の環境
土地の環境は以下の3点をチェックしましょう
- 日照条件:朝から夕方までどのように日差しが差し込むか?日差しをさえぎる建物はあるか?また将来建つ予定はあるか?
- 前面道路:前面道路へ出る為に撤去移動する物(縁石・電柱)はあるか?高低差はあるか?
- 上下水道:前面道路から家を建てる部分まで距離がある場合、個人所有の土地内の引き込みは自費になってしまいます。
いずれも家のプランや予算に関わってきますから土地を購入前に知っておかなければいけない事項です。
次に周辺環境については最低限以下の4項目を確認するべきです。
- スーパーや商店街、駅へのアクセス距離が家族にあっているか?
- 交通状況:家の前の道路の交通量や騒音が、家を建てた場合家族にとって安全なレベルかどうかを昼と夜確認する必要がある。
- 周辺の危険度:昼と夜では全く違った雰囲気の土地は意外と多いですね。昼も夜も家族が安全に暮らせる状態か知っておく必要があるでしょう。
- 将来の街の計画:将来スーパーができる、学校ができるなどの周辺の開発計画があった場合はその点も検討材料となります。
周辺の環境はこれから長年暮らしていく生活に関わる部分です。
家を建てるということはその土地に定着するわけですから、家族の安全を優先して土地を選ぶべきでしょう。
最終確認はあなたの目で直接見て判断する!
土地を決める前に購入予定の土地へ足を運び、ご自身の目で土地と周辺状況を確認してください!
写真やインターネットの情報では気が付かない事が沢山ありますよ。
ここで取り上げたポイントをリストにして現地に持っていくと、効率よく土地を確認できるので参考にしてください。
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3、建築会社の絞り込み(1ヶ月~2ヶ月)
最終的に理想の家を建ててくれるパートナーとなるハウスメーカー・工務店を決める為の相見積もりを依頼する段階です。
この段階で残っている数社は、理想の家を建ててくれるとあなたが考えているハウスメーカー・工務店でしょう
その数社からあなたの理想の家を実現してくれる1社を決定するために各建設会社の見積りとプランを比較するわけです。
ちなみに相見積もりを依頼するハウスメーカー・工務店は3社くらいが丁度良いでしょう。
多すぎると比較検討に時間がかかりすぎますし、少ないと検討材料が少なすぎますからね。
そして、この見積りとプランを依頼するとき、そして比較するときのポイントを紹介しましょう。
ポイント7:依頼内容を明確に伝える
相見積もりでは各社のプラン・金額・仕様などが確認できるわけです。
各社を比較するわけですから、各社に伝える内容は同じにしなくてはいけません。
そして伝える際に今まで勉強して来たことを駆使して、自分たちの考えている理想の家について具体的に、明確に依頼内容を伝えなければいけません。
間取りを考えた簡易図面を見せる方法やインテリアなどの雑誌の切り抜きを見せる方法もあります。
仕様として、求めている断熱性や耐震等級なども伝える必要があるでしょう。
譲れない部分はこの部分と決めておかなければいけません。
相見積もりを取る場合は理想の家のイメージをしっかりリストにまとめ各社が同じ条件で概算見積ができる環境を作る事がマナーでしょう。
また予算についても現状計画している予算を隠さずにしっかり伝えてください。
ちなみに、概算見積もりの際は多少豪華になる可能性がある仕様を伝えても構いません。
それで予算内に収まればラッキーですし、予算オーバーしそうでしたら本見積の時削ればいいだけですからね。
そして相見積もりで最も大切なことは、「建ててもらう1社を決める概算見積もりをお願いしたい」と最初にしっかりハウスメーカー・工務店に熱意をもって伝えることです。
相見積もりはハウスメーカー・工務店に取っては決まらなければ無駄な労力になってしまいます。
しかし私達が本気ですと最初に伝えれば、相手も本気で対応してくれるでしょう。
ポイント8:割安感だけで決めてはいけない
この段階での概算見積もりは、依頼したハウスメーカー・工務店が予算内で自分たちの希望に近い家を建ててくれる建築会社かを選定するための見積もり・ラフプランです。
決して割安感だけで見積もり・ラフプランを見ないでください。
提出された概算見積を比較検討する際、見積もりが細かく明細まで記載されているかを確認しましょう。
建物本体工事はもちろんですが、地盤改良工事や外構工事などの付帯工事について詳しく記載されているか確認することが大切です。
諸経費、アフターフォローの部分などもチェックポイント。
相見積もりを比べると、ハウスメーカー・工務店がどの部分に力を入れているかわかるでしょう。
同時に各社があなたの依頼に対して本気で答えようとしているか感じることができます。
概算見積もり・ラフプランで不明な点は担当者にどんどん質問してください。
最終的な1社を決める時点で、わからない点をそのままにしていると、本見積や契約の時に不具合やトラブルが出てしまいますからね。
それから概算見積での質問の時、担当者が「その件は本見積の時に」などとごまかす場合は担当者を変えてもらうか、その程度のハウスメーカー・工務店だったと思ってください。
ハウスメーカー・工務店そして担当者は家を建てた後もお付き合いしていく存在です。
互いに誠実にトラブルなく付き合っていく為に「ま~いいや」は無くしていきましょう。
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4、建築会社との仮契約・プランニング(2か月~6ヶ月)
いよいよハウスメーカー・工務店が決まり理想の家を建てる本格的なプランニングの開始です。
法律上仮契約という項目はないのですが、手付金を払い仮契約という契約をハウスメーカー・工務店と結ぶ場合が多いようです。
この仮契約の段階で家を建てるあなた方家族の心構え的なポイントを2つ紹介します。
ポイント9:とことんまで話し合おう
土地探しを工務店と一緒に探す場合は、土地探しも本格的になる為忙しくなるでしょう。
土地が決まればさらにプランが現実的な形になってきます。
プランニングの方法は各ハウスメーカー・工務店の進め方があるので、基本したがって良いでしょう。
プランニングで一番大切なことは「自分たちが決めた事に後から後悔しない為に、担当者とも、家族ともとことん話し合いをしていこう」と心構えをもつことです。
ここでハウスメーカー・工務店と話し合い、決めた仕様・金額が自分たちの今後生活の拠点となる家になるわけです。
自分たちに不足している知識があったら、帰ってから学んで次回の打ち合わせに望む位の気持ちがあって丁度良いと思いますよ。
ポイント10:住宅ローンの行動も開始しよう
住宅ローンに関してはなるべく早く銀行などに相談し始めることをおすすめします。
土地購入費用の件もありますし、家を建てる予算を決めるうえでも大切ですからね。
ハウスメーカー・工務店に住宅ローンのアドバイザーがいる場合は積極的に活用しましょう。
図面等の建物に関する書類が出来上がると住宅ローンの事前審査に望むことが出来ます。
遅くてもハウスメーカー・工務店との仮契約の時点で住宅ローンの行動を開始して、検討不足にならないようにしたいですね。
5、工事請負契約・住宅ローンの本申し込み(1ヶ月~3ヶ月)
自分たちの納得いく図面・仕様が完成したら次は以下の流れで進んでいきます。
「工事請負契約」→「建築確認申請」→「住宅ローンの本申し込み」
この流れの中で疎かにしてはいけない点を紹介しましょう。
ポイント11:工事請負契約は慎重に
ハウスメーカー・工務店と交わす工事請負契約は、単なる家を建てる為の法律上の契約と考えてはいけません。
これから長く家族と暮らす快適な家を手に入れる契約と考えてください。
実際に工事請負契約を結んで建築確認を行うと家の重要部分などは変更出来なくなってしまいます。
またあなたとハウスメーカー・工務店の認識の違いがあるかもしれません。
認識の違い、仕様の漏れなどによるトラブルを防ぐためにも工事請負契約を交わす前に契約書をしっかりチェックする必要があるわけです。
工事請負契約では通常「工事請負契約書」「工事請負契約約款」「設計図書」「仕様書」「工事費見積書」があります。
これだけの量を契約時にすべてチェックするのは無理ですよね。
ですので、事前に写しをもらって内容をゆっくりチェックし、不明な点は確認して、お互いに納得して契約を交わしましょう。
ちなみに、まだ打ち合わせ途中もしくは仮契約時に工事請負契約を持ちかけるハウスメーカー・工務店が時々見られます。
完全にわが社で建ててもらうための策なのでしょうけど、応じてはいけません。
クロスの模様や照明の最終選定、棚の細部位置などは建築途中に打ち合わせで決めていく場合が多いです。
しかし予算に大きく関わる間取り、性能、仕様、設備や外壁、窓などはしっかり決定した後に工事請負を行いましょう。
ポイント12:住宅ローンの本契約前に再度検討しよう。
工事請負契約を交わす前に住宅ローンについても再度検討することをおすすめします。
「返済できる金額なのか?」
「金利プランは本当に自分たちに有利なのか?」
特に最初予定していた予算をオーバーする家のプランになっていた場合、ここで冷静に返済シミュレーションをもう一度するべきです。
また打ち合わせ期間中に金利が変わっていることもあるでしょう。
住宅ローンの計画が変更になったことで建物プランの変更、工事請負契約の延期の可能性もありますが、それは受け入れるべきです。
住宅ローンの無理のない返済計画は理想の家に長く快適に住み続ける為の条件の一つです。
「これからいよいよ家が建つぞ!」と気分が高揚していると思いますが、冷静に現実を見る機会と考え、最後にしっかり住宅ローンについて再度検討してみましょう。
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6、工事着工(4ヶ月~6ヶ月)
ポイント13:基本的工程を簡単に説明します。
ここでは木造軸組み工法(在来工法)を例にして着工から完成までの流れを説明します。
①地盤調査・地盤改良
家を建てる地面が家を支える強度があるか調査します。
強度不足の場合は地盤改良を行い、強度を確保する工事をしますので、地盤改良分の予算はあらかじめ確保しておきましょう。
②基礎工事
家を支える基礎を鉄筋とコンクリートで作ります。鉄筋を配置した時点で1度検査機関が入り問題ないか検査します。
天候に工程が左右される部分でもあるので着工時期には気を付けた方が良いかもしれませんね。
③上棟・棟上げ
建物の骨組みつまり柱や梁を組んで、屋根の簡易防水まで一気に完了させます。
工法によってはこの時点で床下地を組む場合があります。
1日から2日で家の形が出来上がってくる作業は、見ていて壮観ですよ。
上棟式も通常この後に控えていますから、安全なところでご自身の家の形が出来上がる工程を家族と見学するのもいいかもしれません。
④外部造作・屋根工事
外壁やサッシを取り付ける為の間柱や家の強度を保つための筋交いもしくは外部合板を張る工程です。
この時、各木材の繋ぎ部分への金物取り付け工事も進めていきます。
建物が完成した後は見えなくなる部分ですが、家を丈夫に長持ちさせる為の大切な部分です。
あなた自身も足を運んで見ておくべきでしょう。
大工さんの屋根下地が完了した時点で屋根工事の業者が入ります。
金物などの取り付けが終わった時点で公共から指定を受けた検査機関が建物の強度や防水性に不備がないか検査に入ります。
通常中間検査と呼ばれるこの検査に合格しないと次の工程に入れないわけです。
⑤サッシ取り付け・断熱工事・防水工事
中間検査と前後してサッシ枠の取り付け工事が開始されます。
断熱工事やバルコニーの防水工事もこの時期になりますね。
各職人さんが入り乱れて工事をする時期でもあります。
この時期がスムーズにいくかは現場監督の腕の見せ所でしょう。
⑥外壁工事・内部下地工事・電気配線工事
外部は今まで防水シートなどで防水性を保っていましたが、本格的に外壁を貼り外部を仕上げていきます。
内部では大工さんが壁や天井の下地の作成を開始。
2階への階段もほとんどこの時期に作るようです。
各部屋のドア枠などもこの時期に取り付けますから、各部屋の具体的な形がはっきりしてくる時期でもあります。
電気配線工事は大工さんの内部下地工事が完了する前に終わらす必要がある為、電気工事の職人も頻繁に出入りする時期ですね。
コンセントなどの位置変更はこの時期以降難しくなりますから、1度現場担当を交えて打ち合わせしたほうが良いでしょう。
⑦内部仕上げ工事
床材を貼る工程はハウスメーカー・工務店で若干前後しますが、概ねこの時期ですね。
壁の石膏ボードを貼り、細部の造作が終われば、大工工事は完了となります。
クロスの最終決定が後日の場合、この時期にクロスを決定・発注・施工の流れになるでしょう。
⑧照明などの設備、インテリア仕上げ
クロス施工後に取り付ける必要があるインテリアなどの工事です。
エアコンなどもこの時期ですね。
その後養生材の撤去・ハウスクリーニング等が入ります。
⑨竣工
この工程には入れてないのですが配管工事やキッチン取り付け、ユニットバスの取り付けなどが各ハウスメーカー・工務店の計画で行われます。
在来工法以外も概ね工程は同じですから参考にしてください。
ポイント14:建築現場は任せっきりにしてはダメ!
「契約や住宅ローンの手続きは完了した、あとはハウスメーカー・工務店に任せて大丈夫」
このように考えているのでしたら理想の家は建ちません!
打ち合わせ、プランニングは理想の家の前段階。建築中が理想の家を建てる為に最も大切な部分です。
確かに施主であるあなたに家を建てる技術はないでしょう。
しかし今まで家を建てる事を勉強してきたならば、見る目と知識は持っています。
施主であるあなたは、可能な限り現場に足を運び、進行状況や施工の質をご自身の目でチェックしていきましょう。
あなたが現場に足蹴に通うことによって現場にもいい意味の緊張感が生まれ、より良い品質の家ができると思いますよ。
ポイント15:わからないことはその場で解決しよう!
現場に足蹴に顔を出していると、どうしてもわからない作業や仕様通りなのか不明な点が出てくる可能性があります。
その時はすぐに解決しましょう。
現場担当に連絡して聞いてもいいです。
職人さんの邪魔にならないように直接質問してもいいでしょう。
家の重要部分は、ほとんど完成後は隠れてしまう部分ですよね。
後からでは確認できない部分が多々あります。
自分たちがこれからずっと住み続ける家です。うやむやにしないでください。
ちなみに、現場に入るときはヘルメットの着用など、その現場のルールにしたがってください。
また職人さんの邪魔になる行動も危険ですから、よく職人さんの動きを見て声をかけてくださいね。
7、竣工・引き渡し・引越し(1ヶ月~3ヶ月)
理想の家が完成しました!
これから外構工事などが残っていますが、家本体については今後、概ね以下の流れになります。
「竣工」→「各種検査」→「立ち会い検査」→「補修」→「引き渡し」→「住宅ローンの決済」→「引越し」
ここまで来ればもう少しです。
竣工以降は基本的にハウスメーカー・工務店さんとコミュニケーションが取れていれば問題なく進むでしょう。
ここでは、今後、住んだ後にも影響する可能性のある部分を、押さえるべきポイントとして3つ紹介します。
ポイント16:立ち会い検査は手を抜かない
立ち会い検査とは建築基準法で定められた検査ではなく、施主つまりあなたが検査をする機会です。
実際に施主検査であなたが見るべきポイントを簡単にですが紹介します。
- 床や壁のキズ
- 床の軋み・手すりの強度
- 照明コンセントなどの配置
- キッチンなどの設備が打ち合わせ通りの商品か?配置は予定通りか?
- ドア窓の軋み
- 収納の棚の配置
- 外壁のコーキングなどの雨じまい
- 外部の給湯などの設備
重要と思われる部分をピックアップしましたが、これだけでも結構な時間を使うでしょう。
施主検査は十分な時間を確保して望みたいものです。
もし工事請負契約時に施主検査もしくは施主立会の完成検査の項目がない場合には、必ず文面で入れてもらいましょう。
施主検査を儀式的にとらえているハウスメーカー・工務店がいますが、本来は今後、お互いにお付き合いする中でトラブルを無くすために大切な検査です。
「親しい中にも礼儀あり」です。
理想の家を建てる最後の締めと考え、本気で望みましょう。
ポイント17:建築会社に協力してあげる事も大切
ハウスメーカー・工務店から見学会に使わせてほしいと打診が来る場合があります。
その際は快く使わせてあげましょう。
自分たちも見学会などを通して勉強し、ハウスメーカー・工務店を決めたはずです。
理想の家を建てた先輩として協力するべきですよね。
ただし、特に完成見学会などではキズが付く可能性がありますから、もしキズなどが発生した場合の対処方法などを、事前に書面で決めてトラブルの元にならないように気を付けましょう。
ポイント18:アフターメンテナンスについて
最後に家に住んだ後についてお話します。
家は定期的なメンテナンスをすることにより何十年と性能を維持することが可能です。
ハウスメーカー・工務店が提供しているアフターメンテナンスには無償のメンテナンス、有償のメンテナンスが存在しますから事前に確認しておきましょう。
有償のメンテナンスの一例を上げます。
- 防蟻工事:シロアリの予防工事です。通常5年もしくは10年で再施工が必要
- バルコニーの防水:ほとんどの場合10年の保証で、15年位までの間に貼り換えが必要な部分
- 設備機器:給湯や電気関係の設備は機械なのでいずれ壊れます。各設備の保証期間以降の故障は有償になるので注意しましょう。
- 外壁・屋根:現在は非常に耐久性が高くなっていますが、それでも10年以降20年目までには塗装などで表面を保護し、劣化しないようにする必要があります。
ここに挙げた例は、建物の性能を維持するためのメンテナンスのみをピックアップしました。
しかし年数を重ねれば、クロスなど他にもメンテナンスが必要な部分がでてくるでしょう。
有償のメンテナンスはある程度まとまった費用が必要になるので、今から費用を準備する計画を作る事が大切と考えます。
しかし理想の家を手に入れたあなたにとって、メンテナンス計画はさほど難しい事ではないと思いますよ。
理想の家を建てようと考えた際には住んだ後も考慮して、理想の家で長く・快適に生活を楽しんでください。
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まとめ
家を建てる流れを知らないということは、マラソンに置きかえると走るコースを知らない事と同じと考えてください。
マラソンコースを知らなければゴールがどこかわかりませんからペース配分もできませんよね。
理想の家を建てる為にはそれぞれの節目で必要な情報を適切に選択し、積極的に活用していく必要があります。
家を建てる流れを知っていれば、次にやることがわかりますから、積極的に取り組む事ができますよね。
また、家はハウスメーカー・工務店と二人三脚で建てていくものです。
二人三脚を皆さんはしたことがありますか?
二人三脚ってお互いに進む方向を知っていないとうまくいきませんよね。
実際の二人三脚と同じように理想の家を建てる為には、ハウスメーカー・工務店が知識や家を建てる流れを知っているだけはダメだと考えます。
施主であるあなたも、知識と家を作る流れを知る必要があるのです!
恐らく家を建てる流れを知って、家を建てることを勉強した施主はハウスメーカー・工務店にとっては少しうるさい施主になってしまうでしょう。
ですが無駄なトラブルを回避し、ハウスメーカー・工務店と長く健全に付き合い、理想の家を手に入れる為には少しうるさい施主が丁度いいと思いますよ。
家を建てる流れは家を建てたいと考えた方が最初に知るべきことです。
この記事で家を建てる流れを理解していただき、またこの記事が今後やるべきことのチェックシート的な役割になればうれしいです。
家を建てるまでは長い道のりですが、理想の家は誰でも手に入れられる可能性があります。
一つ一つ確実に知識を積み上げて、自分が思い描く理想の家を建てましょう。
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